フィギュア収納で一番多い失敗は「買ったあとに入らない」ことです。特に多いのが、高さは足りるのに奥行きが足りないケースです。
そこで本記事では、ケース・棚・コンテナを選ぶ前に必ずやるべき「採寸」を、初心者の方でも迷わない手順でまとめます。
- フィギュア側(本体+台座)の正しい測り方
- 置き場所(部屋側)で必要な採寸ポイント
- ケース・棚・コンテナ別「余裕(クリアランス)」の考え方
- 採寸ミスを防ぐチェックリスト(コピペ可)
結論として、採寸で最も見落とさないようにすべきは「奥行き」です。また、採寸は「①フィギュア最大値(台座込み)」「②置き場所(動線込み)」「③商品は有効内寸」で考えるだけでOKです。
先に結論|「奥行き」を見落とさない
フィギュア収納は、見た目の高さよりも、台座やポーズで前後に張り出す「奥行き」で詰まりやすいです。
高さは余裕を見て選ぶ方が多い一方で、奥行きは見落とされやすく、結果として斜め置きや前面のはみ出しにつながります。
- 台座も含めた奥行きが足りないと、斜め置きになりやすい
- 扉付きの場合、扉が閉まらないことがある
- 前面のはみ出しで、ホコリ・落下リスクが増える
採寸前に準備するもの
採寸は難しい道具は不要です。最低限、以下があれば十分です。
- メジャー(可能なら柔らかいタイプ)
- スマホ(メモ・写真用)
- マスキングテープ(置き場所の仮取り・目印)
また、フィギュアは髪・武器・エフェクトなど「飛び出しパーツ」で寸法が変わります。採寸時点で、以下のルールを決めておくと迷いません。
| 項目 | おすすめルール | 理由 |
|---|---|---|
| 武器・翼・髪 の跳ね | 一番飛び出している位置で 「最大値」を採用 | 後から当たって入らない 等の失敗を防げます |
| 可動 (角度を変えられる) | 普段の展示ポーズで 最大になる角度で採寸 | 飾りたい形に合わせた 収納を選べます |
| 複数体展示 | 横幅は「体数×幅+間隔」で計算 | 詰め込み展示を 避けられます |
フィギュア側の採寸
まずはフィギュア本体のサイズを測ります。ポイントは「最大値で取る」ことです。少しでも迷う場合は大きい方を採用してください。

フィギュア側の採寸で測るのは以下の4点です。
- 高さ:台座の底〜最も高い部分(髪・武器・エフェクト含む)
- 幅:左右で最も張り出している位置(腕・武器含む)
- 奥行き(本体):前後で最も張り出している位置
- 台座:台座の前端〜後端・右端~左端
台座は、フィギュア本体のサイズよりも奥行きや幅が大きくなることがあるため、必ず別で測ってください。
採寸の際にスマホでコピペして使えるように採寸メモのテンプレを用意しました。ぜひご利用ください。
【フィギュア名】
高さ: cm
幅: cm
奥行き(本体): cm
幅(台座): cm
奥行き(台座):cm
備考(飛び出しパーツ):
置き場所(部屋側)の採寸
次に、設置スペースを測ります。ここでの注意点は、収納家具の「外寸」が入っても、生活動線や扉の開閉で実質置けないケースがあることです。
幅/奥行き/高さ+環境チェック
収納を配置するための置き場所を選定するときには、空間的な問題だけでなく、日光や湿気などの環境的な問題にも配慮するようにしましょう。
- 幅:置ける最大幅(壁の出っ張りや巾木も確認)
- 奥行き:通路を潰さない奥行き(前に人が通れるか)
- 高さ:天井・梁・棚上の空間(積み上げ予定がある場合)
- 直射日光:窓際は退色リスクが上がります
- 湿気:壁際・押し入れ付近は湿気が溜まりやすい傾向があります
扉・引き出し・動線の干渉チェック
特に多いのが、置けると思っていたのに「扉が当たる」「引き出しが開かない」「通路が狭くなる」問題です。マスキングテープで床に外寸を仮取りして、動線を確認すると失敗しにくくなります。
収納方法別|必要な「余裕」の考え方
採寸ができたら、次は「どれくらい余裕を見て収納を選ぶか」を決めます。余裕が小さすぎると当たりやすく、余裕が大きすぎるとスペースを無駄にしやすいです。本記事では、まず失敗しにくい安全寄りの考え方を紹介します。
ケース:扉・枠・棚板の厚みに注意
ケースは見栄えを整えやすい反面、外寸の割に内寸が小さくなることがあります。
枠・棚板の厚み・扉の構造で、実際に使える寸法(有効内寸)が減るためです。商品説明では「内寸」「有効内寸」「棚板サイズ」を優先して確認してください。
棚:ホコリ対策を想定すると奥行きが増える
棚は導入しやすい一方で、後から透明カバーやカーテンを付けると、前面側に追加スペースが必要になります。
最初からホコリ対策をする予定がある場合は、その分を見込んで奥行きを選ぶと安心です。
コンテナ:出し入れ方式で必要寸法が変わる
コンテナは積み重ね運用になりやすいため、「取り出し口の位置」「積んだ状態で出せるか」を先に確認してください。
上から取り出す運用なら、上方向に手が入る余裕が必要です。横から取り出せるタイプなら、省スペースで運用しやすいです。
採寸→商品選びの変換ルール
ここからは「採寸した数値を、商品選びの基準に変換する」ためのルールです。基本は内寸(有効内寸)で判断します。
外寸ではなく「内寸(有効内寸)」を見る
外寸は、枠や扉の厚みを含んだサイズです。実際にフィギュアが入るのは内寸です。商品ページに内寸がない場合は、棚板サイズや収納可能サイズの記載を探し、それでも不明なら避けるのが安全です。
目安クリアランス(安全寄り)
以下は、初心者の方が「買ってから困る」確率を下げるための安全寄りの目安です。まずはこの基準で選び、慣れてきたらご自身の展示スタイルに合わせて調整してください。
表の中の数字は「手が入る」「当たらない」「扉やカバーの干渉を避ける」ための最低ラインです。
| 項目 | 安全寄りの目安 | 意図 |
|---|---|---|
| 高さ | フィギュア高さ + 5〜10cm | 棚板調整・換気・手入れの余裕を確保 |
| 奥行き(台座込み) | 台座込み奥行き + 3〜8cm | 扉干渉・前面カバー・飾り角度の余裕 |
| 幅(単体展示) | フィギュア幅 + 3〜8cm | 左右の当たりを減らし、見栄えを整える |
| 幅(複数展示) | (幅×体数)+(間隔2〜5cm×隙間数) | 詰め込み展示を避ける |
棚・ケースは「耐荷重」を必ず確認する
フィギュアは数が増えると想像以上に重くなります。棚板1枚あたりの耐荷重が明記された商品を選ぶのが安全です。また、重いフィギュアは下段に置くと、全体のバランスが安定しやすくなります。
- ① フィギュアの「台座込み奥行き」を測る
- ② 置き場所の「奥行き(動線込み)」を測る
- ③ 目安クリアランスを足して「必要内寸」を作る
- ④ 商品は「内寸(有効内寸)+耐荷重」で絞る
よくある採寸ミスBEST7(ここで全部潰します)
最後に、採寸でありがちな失敗をまとめます。ここを押さえておけば、購入後の後悔をかなり減らせます。
ミス1:高さOKなのに奥行き不足
最も見落としがちな失敗です。必ず「台座込み奥行き」も別で測り、余裕を足して選びましょう。
ミス2:内寸ではなく外寸で買ってしまう
外寸は枠や扉の厚みを含むため、実際に入らないことがあります。商品選びは内寸(有効内寸)を優先してください。
ミス3:棚板の厚み・枠で実寸が減る
ケースは特に、棚板厚みや枠で有効内寸が減りやすいです。棚板サイズの記載も合わせて確認すると安全です。
ミス4:エフェクト等の飛び出しを見ていない
「普段飾るポーズ」で最大値になる位置を測ってください。迷う場合は大きい方を採用するのが安全です。
ミス5:複数体で横幅が足りない
横に並べる場合は、体数分の幅だけでなく、間隔(2〜5cm程度)も見込むと見栄えが整います。
ミス6:部屋の扉等の干渉を見落とす
マスキングテープで床に外寸を仮取りし、扉や引き出しの動きを必ず確認してください。
ミス7:地震対策スペースを想定していない
棚やケースは「置く」だけでは不十分なことがあります。固定具や耐震グッズの設置スペースも含めて考えると安心です。
FAQ(よくある疑問)
Q. フィギュアの奥行きはどこを測ればよいですか?
基本は「前後で最も張り出している位置」を測ります。
特に重要なのは、台座や奥行きのサイズを見落とさないことです。迷う場合は大きい方を採用してください。
Q. ガラスケースとアクリルケースで注意点は違いますか?
どちらも内寸(有効内寸)を見る点は同じです。ガラスケースは枠の分だけ内寸が減りやすいことがあるため、棚板サイズや有効内寸の記載をより丁寧に確認すると安心です。
Q. 棚板の耐荷重はどれくらい見ればよいですか?
フィギュアは数が増えると重くなります。目安は環境で変わるため一概には言えませんが、少なくとも棚板1枚あたりの耐荷重が明記されている商品を選ぶことをおすすめします。
また、重いフィギュアは下段に置くと安定しやすいです。
Q. 大型フィギュア(1/4など)はどう考えればよいですか?
大型は「高さ」よりも「奥行き」と「安定性(耐荷重・転倒対策)」が重要になりやすいです。採寸は最大値で取り、余裕(クリアランス)も安全寄りに確保してください。
Q. 直射日光が当たる場所しかない場合はどうすればよいですか?
可能であれば置き場所変更が最も効果的です。難しい場合は遮光カーテン等で直射日光を避ける工夫をしてください。退色や劣化リスクを下げられます。
まとめ|採寸だけで失敗の大半は防げます
フィギュア収納は、難しいテクニックよりも「順番」が重要です。先に採寸(特に台座込み奥行き)を押さえ、内寸と耐荷重で商品を絞るだけで、購入後の後悔を大きく減らせます。
最後に、収納を購入する際には以下のチェックリストを確認しましょう。
- フィギュアの高さ(最大値)を測りましたか?
- フィギュアの幅(最大値)を測りましたか?
- 台座込みのサイズを測りましたか?
- 置き場所の幅・奥行き・高さを測りましたか?
- 通路・扉・引き出しの干渉を確認しましたか?
- 商品は内寸(有効内寸)で選んでいますか?
- 棚板の耐荷重が明記されていますか?
- 地震対策(固定具・耐震グッズ)の設置を想定していますか?
それでは、快適なフィギュア環境づくりを応援しています。

